絵画には油彩画や水彩画など様々なものがありますが、美術書にあるいわゆる名画と呼ばれるものの多くは油彩画です。
こちらでは、アート販売サイトで絵画を購入する前に知っておきたい、油彩画の魅力とリトグラフとの違い、サイズ・号数についてご紹介いたします。
アート作品をお求めの方、油彩画について知っておきたいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
目次
アート販売サイトが教える「油彩画」の魅力
アート作品や絵画と聞くと、水彩画の現代アートよりも油彩画で描かれた人物画や風景画、静物画などをイメージする方が多いです。
実際に油彩画を描いたことがある、購入したことがあるという方は少ないでしょう。
こちらでは、油彩画とはどのようなものなのか、またその魅力についてご紹介いたします。
そもそも油彩画とは
「あなたの知っている油彩画を挙げてください」と問われたら、ゴッホやモネ、ピカソなどの作品を挙げる方が多いでしょう。これら有名画家の作品は、人物画や風景画、静物画など様々ですが、その多くが油彩画です。油彩画は油絵とも呼ばれ、水彩画より有名な作品が多いです。
しかし、学校では水彩画を中心に学ぶため、油彩画についてよくご存知でない方はたくさんいらっしゃいます。
アート販売サイトギャラリーシーズでは、油彩画や水彩画など多くの作品を取り扱っております。購入を希望する前に、まずは油彩画にどのような特徴があるのか知っておくとよいでしょう。
油彩画とは?
油彩画とは、油絵具を用いて布地のキャンバスに描かれたものです。
油彩画は今から500年以上前の1500年代に生まれ、長い歴史のある作品でも光沢のある美しさを保っています。
油絵具とは?
油絵具とは、顔料を油で練ったものです。水は使用せず、絵具を薄める際は油を足します。
利用される油には、乾燥しやすい乾性油、ネバネバした乾性油を薄める働きのある揮発性油があります。乾性油でもっとも一般的なものはリンシードオイルで、その成分は近年健康オイルと注目される亜麻仁油です。
その他、ケシの油からなるポピーオイルがありますが、リンシードオイルよりも乾燥速度が劣ります。
リンシードオイルは濃い黄色、ポピーオイルは控えめな黄色をしているため、白い絵具を使う際や仕上げにはポピーオイルが選ばれます。
薄め液である揮発性油には、テレピンとペトロールがあります。樹木の脂で作られるテレピンはツーンとしたきつい臭いが特徴で、石油から作られるペトロールはテレピンほど臭いが強くありません。
アート販売サイトのギャラリーシーズでは、日本人画家の油彩画を多数取り扱っております。人物画や風景画、静物画など種類も豊富ですので、お気軽にご利用ください。
油彩画の魅力
油彩画には長い歴史があり、多くの作品があります。その魅力はどこにあるのでしょうか?
すばらしい光沢
油彩画は、樹脂と乾性油を使いこなすことですばらしい光沢を表現することが可能です。本当に光が降り注いでいるような風景画、まるで生きている人間のような人物画、本物が目の前にあるような静物画が多いのが特徴です。
女性の肌は美しく輝き、天使たちは天からの光に導かれる、そんな美しい作品を観たことがあるという方も多いでしょう。
美しい色彩
油絵具は油と顔料でできています。
古くから利用されている天然の顔料は、長い歴史の中でも色あせることがありません。また、現代では人工の顔料も使われることから新しい色彩も楽しめます。
圧倒的な存在感
油彩画には、圧倒的な存在感があります。大きなサイズのものはもちろん、小サイズ~中サイズのものでも、水彩画にはない存在感があります。
多くの色を重ねることで描かれる油彩画は、色の鮮やかさや深みを駆使することで奥行きや重厚感が表現されています。
繊細な表現が可能
油彩画といえば、大胆さや迫力で存在感がクローズアップされがちですが、細部まで繊細なタッチで仕上げられているものも少なくありません。
油彩画は水彩画よりも乾くのに時間がかかるため、グラデーションなどの繊細な表現にも、筆を馴染ませじっくりと取り組むことができます。
丈夫で長持ち
油彩画はその歴史の長さからもわかるように、丈夫で長持ちです。
油が固まるまでは水彩画よりも時間がかかりますが、乾いてしまえば光や湿気にも強くなります。
高級感がある
油彩画は有名画家の作品ではなくても、重厚な仕上がりのため高級感があります。油彩画の人物画や風景画、静物画が飾ってある風景は、豊かさの象徴に見えるでしょう。
【アート販売サイト】油彩画とリトグラフの違い・サイズ
アート販売サイトには様々な絵画がありますが、油彩画や水彩画は知っていてもリトグラフがどのようなものかわからないという方も少なくありません。
こちらでは、油彩画とリトグラフの違いと、アート購入時に知っておきたい油彩画のサイズについてご紹介いたします。
アート販売サイトのご利用をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
油彩画とリトグラフの違い
アート作品を購入する上で油彩画や水彩画の他、忘れてはいけないのがリトグラフです。
リトグラフとは?
リトグラフという言葉に馴染みがなくても、「版画」といえば知っている方も多いのではないでしょうか。
リトグラフとは版画のことで、石版画とも呼ばれます。18世紀末に発明されました。
版画といえば、木版に下絵を写し、彫刻刀で削り上げ、インクで刷る方法を思い描かれるかもしれませんが、石版画は木版画とは異なり原版がありません。
リトグラフでは、石灰岩からできた石版石(現在では主にアルミ)の平版を利用し、平版を削ることなく化学処理を行うことで紙に絵を刷ります。
リトグラフの化学処理とは?
平版を削らないのなら、どのように紙に色をのせるのでしょうか?
リトグラフでは、水と油が反発する原理を利用します。
まず、油性の顔料で石板に絵を描きます。
その後、アラビアゴムの水溶液と硝酸を石板に塗ると化学反応を起こし、描いた部分だけが定着します。
次に石板を洗い流すと、絵を描いた部分だけが残るので、ローラーで油性インクを伸ばします。
すると絵を描いた部分にはインクがつき、その他の部分は親水性の膜におおわれているためインクがつきません。これをプレス機で刷ります。
リトグラフは色の数だけ版が必要になるため、色数に合わせてこの作業を繰り返します。
制作枚数が限られる
リトグラフは版画のため、同じ作品を複数枚制作することが可能です。何枚刷るかは作者が決めるため作品により異なりますが、数は限定されます。
また、刷りが終われば石版からデッサンも消してしまいます。
リトグラフにある数字の意味
リトグラフの端には数字が書かれてあり、何枚目かがわかります。
また、分数の場合は、分母が限定数で、分子が刷り番号となります。
油彩画のサイズと号数
アート販売店やサイトで油彩画を購入する際にサイズを確認すると、「○号」と表示されているケースがあります。これでは希望に合ったサイズなのかどうかがわからないという方もいらっしゃることでしょう。
お店や作品によって号数・cmなど表記方法が異なるため、購入時に間違うことのないようサイズと号数について覚えておくのがおすすめです。
「号」とは?
絵画のサイズを表す時には「号」が使われます。
ただし、版画には「号」は利用されません。
号にはそれぞれ定型の長さがあり、長辺を知ることで号数が確認できます。
同じ号数でも大きさが違うのはなぜ?
同じ号数が表記されていても、明らかに全体の大きさが違うことがあります。これは号数の基準は長辺の長さであり、短辺が異なっていても同じになるためです。
そのため、一般的には号数の数字の前にアルファベットの「S・F・P・M」を追加して、長辺と短辺の比率ごとにわけています。
アルファベットの意味は、S(Square 正方形)F(Figure 人物)P(Paysage 風景) M(Marine 海景)ですが、これは、人物画や風景画、静物画など描かれているものでわけられるのではありません。
「S・F・P・M」の順番で細長くなり、Sは正方形、Mが一番細長い長方形です。
サイズの規格
サイズの規格にはフランスサイズと日本サイズがあります。
同じ号数でも規格が異なるため、号数によっては大きさが若干異なります。
サムホールとは?
「S・F・P・M」以外に「SM(サムホール)」と呼ばれるサイズがあります。
大きさは1号と2号の間ほどで、「S・F・P・M」がつかない代わりに「SM・SSM・WSM」で表記されます。
サムホールは小さいながら使い勝手のよいサイズなので、公募展やグループ展などに利用されることが多いです。
深みのある油彩画は遠近から楽しもう!アート販売サイトギャラリーシーズ
歴史ある油彩画は、時間をかけ無数の色が重ねられているため、遠近で鑑賞すると異なる魅力を感じることができます。その他、光沢や色彩の他、丈夫で長持ちするところも大きな魅力です。アート販売サイトのギャラリーシーズでは、日本人画家による油彩画を多数取り扱っております。油彩画の現代アートをご希望の方は、ギャラリーシーズをご利用ください。
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油彩画の購入をご検討なら有限会社ギャラリーシーズへ
会社名 | 有限会社ギャラリーシーズ |
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サービス名 | 画廊 ギャラリーシーズ |
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創業 | 1991年4月 |
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