【絵画の通販サイト】油絵・水彩・アクリルの絵の具の違いって？

油絵の具の特徴

油絵の具は、他の絵の具に比べて最も厚みがあるという特徴があります。

絵の具を塗り重ねて厚みを出せるということは、絵に立体感を持たせることにつながります。そのため、油絵は平面に描かれているにもかかわらず、立体的に見えるのです。

また、仕上がりに高級感があることも油絵の特徴です。

そして、油絵の具は顔料に乾性油を加えたもので、乾燥するのが遅く、乾燥しても蒸発しないという特徴があります。

油絵の具には油が酸化することで絵の具が乾燥するという特徴があるため、蒸発しなくても乾燥するのです。

水彩絵の具

小学校の図工の授業でも利用されることが多いため、多くの人にとって最も馴染みがある絵の具といえます。

さっぱりした描き味が特徴で、3種類の絵の具の中では最も使いやすいといえます。透明感があるため、白紙の白色を活かしやすいです。

顔料にアラビアゴムを加えて作られており、アラビアゴムの濃度によって透明・不透明の2種類があります。

水彩絵の具は、何度でも水に溶かせることが特徴です。

一度乾燥した後でも水に濡らせばにじみを作ることができるので、グラデーションを描きたいという際に重宝します。さらに、固まっても水で溶かせばまた使用できるため、持ち運びに便利な固形タイプの水彩絵の具も販売されています。

アクリル絵の具

顔料にアクリル樹脂を加えて作られるのがアクリル絵の具です。

乾くのが早いという点が特徴で、紙に絵の具を乗せるとすぐに定着します。そして、油絵の具と同じく重ね塗りが可能です。

盛り上げに関しては油絵の具の方が優れているのですが、何度も重ねていくことで同様の厚みを実現することができます。

また、アクリル絵の具は水で薄めることで水彩のような表現も可能です。しかし、一度乾くと水には溶けないため、この3つの絵の具の中で間違って塗ってしまうと洗い落とすのが最も難しいのです。

最後に、紙以外の素材、例えばガラスや金属、木材などにも描けるという点も他の2つの絵の具と異なる特徴といえます。

基本的にはどのような絵を描きたいかで画材を選ぶため、それぞれの絵の具の特徴を理解しておき、違いについても知っておくことをおすすめします。

自分が描くときの参考にもなりますし、アートを見る際にもそれぞれの絵画の違いについてより深く理解しながら見ることができます。

実際にギャラリーや通販サイトなどで絵を見たり買ったりする際は、絵の具の違いに着目しながら見てみるのも面白いかもしれません。