
ギャラリーシーズは1991年の開廊以来、中央で活躍する作家と地元で創作活動を行う作家とのコラボレーションを積極的に推進してまいりました。特に女性アーティストの紹介に力を入れ、多様なジャンルで奮闘する姿をご覧いただいています。今年はさらに、現代アートやデジタルアートにも焦点を当て、新しい情報を次世代に向けて発信してまいります。
まずは、春の恒例企画「~日本の心~富士と桜」(3月5日(水)~24日(月))を開催いたします。日本の美の象徴である「富士」と「桜」を、現代作家たちが独自の感性と技法で描き上げます。絹谷幸二や中島千波といった人気作家の作品を通じて、待ちわびた春を感じていただけます。
4月には「~リアリズムへの誘い~写実絵画展」(4月2日(水)~21日(月))が始まります。クラシカルな写実技法からスーパーリアリズムまで、光と影、安らぎと緊張感のある世界に誘います。
6月には女流画家・山本美和さんの当ギャラリー初の個展「山本美和―愛しいものたちへー」(6月18日(水)~30日(月))を開催します。山本さんは、身近にある木々や草花の中に小動物や妖精たちの姿を色彩豊かに描き、近年多くのファンを得ている作家です。金線でふちどる独特の画風は一見、七宝工芸を思わせます。
7月には「レゾナンス・エフェクト ~躍動する現代アートの旗手たち~」(7月9日(水)~28日(月))がスタート。若手現代アート作家たちの個性と表現が共鳴する空間をお楽しみいただけます。
9月には「~ふるさと再発見~北の風景画2025」(9月10日(水)~22日(月))を開催。地元作家がふるさとの魅力を新たな角度から描きます。リレー形式のギャラリートークも人気です。
10月にはギャラリーコレクションから「遠藤享・中野嘉之・舟越桂回顧展」(10月1日(水)~20日(月))を開催いたします。当ギャラリーとゆかりの深い遠藤享さん、中野嘉之さん、舟越桂さんが近年相次いでご逝去されました。デジタルアートの先駆者・遠藤享さん、花鳥画の名手・中野嘉之さん、彫刻家・舟越桂さんの業績を讃えるとともに、作品を通して3氏との交流を振り返ります。 今年は多彩な企画展とともにトークショーやパーティなどのイベントを通じて、いつ来ても楽しんでいただけるアート空間を提供してまいります。どうぞご期待ください。