「絵画の中の人物になれる!」 アート系アプリの新しい楽しみ方

今回掲載の画像はジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」(1630年頃)です。この絵に描かれている人物の中に私がいます。少し加工されていますが分かりますか。せっかくなので本物の画像を並べてみましょう。

この作品は「メトロポリタン美術館展~西洋絵画の500年~」(5/31で終了)の出品作で、美術館で専用のQRコードをスマートフォンで読取り、自分を撮影すると絵の中の人物に自分の顔が合成されるというもの。画像はスマートフォンに保存されるので美術鑑賞の記念になります。因みにこの絵は若い男から金品を巻き上げようと女占い師を装った老婆とその仲間たちを描いた絵画です。

身なりの良い若い男を4人の女が囲んでいます。右の女占い師を装った老婆は男からコインを受け取っています。そのすきに左側の女は男のポケットから財布を抜き取り、隣の女に手渡そうとしています。もう一人の女は男の背後から金鎖にハサミを入れようとしています。男は老婆に気を取られているので自分の周りで起きていることに気がつきません。

それぞれの視線と表情が状況をうまく表現していて緊張感が伝わってきます。

さて、今回紹介した合成アプリも面白いですが、最近はアート系のアプリが続々と公開されています。それも無料で・・。新しいアートの楽しみ方として活用してはいかがでしょう。

まずは「Dairy Art」。毎日ひとつずつ芸術作品を紹介してくれるアプリです。作品数2,500点以上で、一日1作品を詳細な解説文付きで紹介してくれます。お気に入り機能で自分の好きな作品をコレクションしていくこともできます。

「絵画鑑賞アプリPINTOL」 作品や展覧会ごとに自分の感想をレビューに記入できるアプリです。他の人のレビューも見られるので参考になります。美術フアンを繋げてくれるアプリです。

「SMARTIFY」は、スマホを美術館の絵にかざしてスキャンするだけで作品解説をしてくれるアプリです。まだ日本語版はありませんが、作品のストーリーだけではなく、作者の「生い立ち」までも表示してくれるそうです。美術鑑賞に必携のアプリですね。

 いかがでしょうか。ひとつでも面白いと感じていただければ、また違ったアートの一面に触れることができます。興味の幅も広がるのではないでしょうか。