ギャラリーシーズ 2 022年企画展のご紹介 ~魅力あふれる作品が続々~

 新年のお喜びを申し上げます。ギャラリーシーズは、ウィズコロナ、ポストコロナを見据え今年も感染防止対策を徹底しながら活動の幅を広げてまいります。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、当ギャラリー2022年の企画展ラインナップをご紹介します。

 3月には恒例の「日本の心・富士と桜」展を開きます。桜を描いた絵画で北国にひと足早く春をお届けしたいと4年前から定期的に開催しています。日本を代表する絹谷幸二、千住博両氏の作品をはじめ、桜の名手・中島千波や中野嘉之の「富士図」などをお楽しみいただきます。

 5月には現代アートにスポットをあてた「レゾナンス・エフェクト展」を開催。中でも写真技法を応用した山田ゆかりは、旅先での日常を切り取ったモチーフに独特の色彩を加えた具象表現で見る者の詩情をかき立てます。新世代アーティストたちの新たな息吹を感じていただけるでしょう。

 人気企画となった「ヨーロッパ・アンティークコレクション」展は6月。ガレ、ドーム、バカラなど100年の時を経た今も輝きを失わないガラス工芸の名品をご覧いただきます。7月には当ギャラリーとして4年ぶり、2回目となる「阿部穣日本画展」を開催いたします。阿部は東京藝大大学院修士課程デザイン専攻修了で、特筆されるのはその絵肌づくり。板に張った金網やキャンバスをベースに砂や石膏など、およそ日本画の画材らしからぬ素材を駆使した堅牢で重厚なマチエールにより圧倒的な存在感を醸し出します。一番人気は「金魚のシリーズ」で、中でも「土佐錦」(4号)は鮮やかな縁日の花火の中に浮かび上がる琉金が躍り出るようなリアリティを感じさせます。是非ご覧ください。

 8月には「~ふるさと再発見~北の風景画展」と題し、地元作家が新たな角度から描くふるさと・旭川の風景画の数々を展示します。10月は第一線で活躍する人気作家による「プレミアム・セレクション展」です。美術ファン垂涎の作家たちの作品が並びます。

 おかげさまで30年という節目を超えたギャラリーシーズは、長引くコロナ禍のなかで疲れた心に少しでも癒しを与えられる、そんな作品や空間を今年もご提案していきたいと思います。詳しくはHP(https://www.g-shes.com/)で。