コロー『マルティーグの想い出』

 
南仏の港町マルティーグを詩的に描いた作品。訪れた土地を記憶と感情で再構成した作品群「思い出シリーズ」の中の一つ
【作品名】マルティーグの想い出
【技　法】エッジング（復刻）
【サイズ】イメージサイズ20.0×24.8
　　　　　　額サイズ46.0×49.0
【E　　Ｄ】50
【制作年】1911年

ジャン＝バティスト・カミーユ・コロー（Jean-Baptiste-Camille Corot）
19世紀フランスの風景画家で、印象派の先駆者といわれる。詩情豊かな風景表現で、自然と心象を融合させた画風が特徴。
【略　歴】
1796年　パリ生まれ、裕福な織物商の家庭に育つ。
26歳で画家になることを父に許され、風景画の道へ。
1825年から3度にわたりイタリアを訪れ、光と空気の表現を学ぶ。
フォンテーヌブローの森で制作し、自然との対話を重視する画風を確立。
自然の光と空気を詩的に描く手法は、モネやピサロら後進に大きな影響を与えた。
晩年　人物画にも取り組み、慈善活動にも尽力。
1875年　パリで死去。