後藤純男『新雪上がる大和』

【作 家】後藤純男
【作品名】新雪上がる大和
【技 法】紙本・膠絵
【サイズ】10号


■ 後藤純男 ■
日本の四季折々の情景を卓越した技法と感性で描く日本画家。
ピンと張りつめた緊張感を金色の横線(すやり霞)で表現することで独自の空気感を醸し出している。
本作の「新雪上る大和」は、群青の空と雪の白が絶妙な調和を生み、幽玄な世界を表している。

1930年 千葉県関宿町に生まれる。
1946年 山本丘人に師事。
1949年 山本丘人の紹介で田中青坪に師事。
1955年 この頃から1963年頃まで関西、四国の真言宗の寺を巡りスケッチ旅行sinnをする。
1974年 日本美術院同人に推挙される。
1976年 再興第61回院展で「仲秋」が文部大臣賞受賞。
1979年 現代日本絵画展代表団の一員として初めて中国を訪問。
2001年 中国の西安美術学院研究棟内に「後藤純男工作室」が落成。
2002年 北海道上富良野町に「後藤純男美術館新館」が落成。日本美術院同人
2016年 逝去
2019年 後藤純男回顧展・後藤純男の全貌(千葉県立美術館)

千葉県出身。北海道上富良野町に美術館がある。