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十三代柿右衛門 『染錦 東海道五十三次花瓶』

近代柿右衛門にとって最も特筆すべき出来事として有名なのは十二代と十三代親子での濁手技法復活の偉業ですが、この作品は染錦という従来の技法ながら、浮世絵の代表作の一つである東海道五十三次を十二代自らが焼物の絵付にアレンジし、実現させた大作を、その複雑で精緻な技術を失わない為に、十三代が挑み完成させた濁手に劣らぬ近代柿右衛門の記念碑作品です。

三つの大きさのバリエーションで制作されており、もっとも大きいこの作品には、江戸・日本橋、京都・三条を含めた計55の宿場町が描かれています。

染付を駆使してパズルのように球体に組み合わせることにより、実際の浮世絵とはまた違った雰囲気を楽しむことが出来る人気作品です。